ノーベル賞学者の利根川は日比谷高校時代はそんなに目立つ存在ではなかったし、京大にも浪人して入っている、という反論があるかもしれない。しかし、利根川の出た頃の全盛期の日比谷高校の生徒は、そんなに目立つほうではなくとも並の高校生からすれば大変な秀才揃いだし、一年浪人しても京大理学部に入れる能力がある高校生はやはり相当な秀才の部類である。フィールズ賞の森重文も同じである。彼は中高一貫の私立進学校である名古屋の東海高校出身だが、高校時代は『大学への数学』という受験雑誌の数学学力コンクールで全国トップを譲らなかった。ただ、利根川は確かに秀才の中の秀才というわけではなかったし、森も数学以外はそれほど目立つことはなかった。じつはここがいわゆる受験秀才と未来のノーベル賞学者とを分けるポイントなのである。
[参考サイト]
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