現代は、「オギャー」と生まれた瞬間からバットを握らせたり、スケート靴を履かせたりします。そして、丹念に子どもに磨きをかけていくのです。ある一定の、親の明確な意図のもとで子どもを手塩にかけて育てる、という現象が最近の特徴です。それは、世の中が豊かになったということなのかもしれません。鮮もちろんスポーツ界に限らず、確かな意図を持って子育てに励む親はたくさんいます。開成、桜蔭を経て東大に入学できる子どもを育てた父母は、特別に脚光を浴びることはありませんが、それはそれで意図通りにいったということでしょう。子どもはさまざまな可能性を秘めています。その能力を見極め、特定の意図のもと、いかなる戦略で、どのような道を歩ませるかを考えるのは、親の使命であると同時に大いなる楽しみではないでしょうか。
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