太る・ヤセるを決める、本当の体と心のメカニズムとは

2011-03-05

「私はなぜ太っているのでしょう?」という質問を投げかけられたら、私はズバリ、二つの原因をお答えします。その一つは、前の項でお話ししたように、《エネルギーを余らせている状況にあること)。そしてもう一つは、(余分なものを捨てる力が弱っている体調である)ということです。この二つの問題を解消すれば、体はひとりでにヤセていきます。ただし、二番目の体調の問題については、二通りの場合が考えられるので注意が必要です。まず一つ目は、「不可抗力」でそうなる場合です。例を挙げると、?妊娠中、?成長期に大きく伸長する前、?月経直前。これらは、大きなエネルギーの放出に備えて、体があえて「溜め込む力」を強めている時なので、逆らう必要はありません。へ夕に焦ってダイエットに走ったりすると、せっかく次に起こるエネルギーの放出が不完全なものとなってしまいます。それはあまりにモッタイナイでしょう。それに対して、改善可能なのが、「体が欲求不満状態にある」場合です。振り返れば、これまでいくたびにもわたって私かヤセていった時の共通点として、いつも「満足」という要素がキメ手となっていたものです。つまり、満足するまで食べ、また日々の活動の量や質にそれなりに満足感があった、ということです。これは一体、どういうことなのでしょうか?私たちの体は、「意思を持った、エネルギーの固まり」なのだと考えてみましょう。体を形作るすべての細胞を貫いて、「バランスを取り続ける」という意思が働いているのを感じませんか?その意思こそが、例の「恒常性」という機能を生み出しています。足りないものは求め、多過ぎるものは捨て去る、絶え間のない自己調整の営みです。私たちが小うるさい情報で混乱した頭の中だけで、ああでもないこうでもないと健康対策に迷っている間にも、一つ一つの細胞は膨大な情報を賢く取捨選択して、より健康に近づくように自発的に行動してくれているわけです。その「体自身の意思」の存在を具体的に裏付けてくれるような、生命科学の発見も近年ありました。私たちのすべての細胞の表面に、「糖鎖」と呼ばれる小枝形の糖たんぱく質分子が林立しているという話をご存知ですか?この糖鎖を形作る、それぞれの小枝の先端は、異物に触れると、あたかもアンテナのようにその異物の情報を読み取って、細胞内に取り込むか閉め出すかを判断できるのだそうです。そればかりか、糖鎖同士もまた、各自のアンテナを触れ合わせることで情報交換をしているというから愉快です。まるで私たちの体は、小さな知性の集合体のようですね。だから、体をどう扱えばいいのかは、。自分の体に聞いてみるのが一番間違いがないのではありませんか?実際に体は日々、バランスを取るために「今、何か必要か」という信号を私たちに送ってよこし、その要求を満たしてくれるよう求めてきます。それに応えて私たちが、体の要求を適切に満足させていくことができれば、バランス取り能力が発揮されやすい体調となる、平たく言えば、不要な栄養や皮下脂肪を捨てていく働きが活発になってくれるというわけです。もう、お気づきですね。つまりそう、私たちに体の要求を教えてくれる大切な役目を果たしているのが「食欲」なのです。だからこそ、食欲を否定してはいけなかったのです。食欲は、正しく受け止めることさえできれば、私たちに、他の誰とも同じではない自分なりの体調の、現状と対策とを知らせてくれる正確なバロメーターです。「今、この栄養が、このぐらい必要なんだ、でもその栄養は必要じゃない」−そんなふうに体が発してくる声を、的確に聴き取ることができるようになれば、体をめぐるエネルギーの好循環が生まれ、いつまでも贅肉をため込んではいられなくなります。ここで、私か体験してきた、食欲にまつわる逆説的真実を二つ、ご紹介しましょう。(その食欲がある時は、ヤセる)つまり、それだけ「エネルギーを必要としている体調」だから。これは、「体が要求している感覚」がハッキリある場合です。そこを、「こんなに食べたら太るから」とヘンに気を回して押さえ込むと、体は満たされなかった体験をしっかり記憶していますから、必要のない時に噴き出して、暴食するハメになります。(その二「太る」のは「足りない栄養がある」というサイン。自分や家族が太り始めた時、すぐに。栄養の摂り過ぎだと解釈して、とにかく与えるものを減らす方向へ走るのは、実は逆なのです。何か満たされない要素がある時、体はその分をどこかで補おうとして、エネルギーを余分に身内に溜め込むという表現をしがちです。栄養というのはこの場合、必ずしも飲食物とは限りません。頭への栄養=知的刺激、心への栄養。そこへ「よくも太ったわね」と体を責めて、「ヤセないと、食べさせてあげないわよ」とさらに痛めつけるのは。泣きつ面に蜂で悪循環を呼び込みます。そうではなくて、本当は体が要求していたのに足りてなかった種類の飲食物を、積極的に取り入れてみたり、またそれまで足りてなかった種類の活動や感情体験を与えてみたり、という方向で動いていけば、太る原因は解消していくことでしょう。ついでにここで、あまたのダイェッターを打ちのめしてきた「意志が強くなければヤセられない」という、戒律的な決まり文句をやっつけておきましょう。体に自然にヤセる能力を発揮してはしければ、むしろ「意志が強くてはいけない」くらいなのです。なぜなら、この場合の意志とは、「一度決めた事を、その時々の気分で曲げずに、やり続ける力」のことでしょう?けれど、その一度決めた事柄が、あなたの体の欲求に逆らったものだとしたら、やり続ければ体調を狂わせてしまいます。私もかつて間違った意志の力で、体の機能をブチ壊しにしてしまった一人です。でも、とあなたは反論するかもしれません。世の中には、強い意志の力でもって、大きな事をやり遂げる人もいるじやないか、と。私か思うに、その人は意志の力というよりも、単にそれを「やりたい気持ち」が人一倍強かった、と言うほうが的確なんじやないでしょうか。他の人と違ったのは、その「やりたい気持ち」を自ら制限することなく、正直に認めて従う自己信頼の強さだったと。いずれにせよ、自分の中から生まれる欲求に正直であることが、変化を自分のものにする決め手だということです。?「毎日コーヒー一杯分の砂糖を減らせば……」のウソ

[参考サイト]
http://www.prybar.org/document02.html


http://www.gifslangen.com/pages02.html


http://www.koyuuken.com/