数学的リテラシーとは、「数学が世界で果たす役割を見つけ、理解し、現在および将来の個人の生活、職業生活、友人や家族や親族との社会生活、建設的で関心を持った思慮深い市民としての生活において確実な数学的根拠にもとづき判断を行い、数学に携わる能力」であり、「量」「空間と形」「変化と関係」「不確実性」の各領域がある。日本の数学的リテラシーの平均得点は五三四点で、香港、フィンランド、韓国、オランダ、リヒテンシュタインと並んで一位グループに属する。しかし、数学への興味・関心や数学の楽しさに関する四つの質問項目、「数学についての本を読むのが好きである」「数学の授業が楽しみである」「数学を勉強しているのは楽しいからである」「数学で学ぶ内容に興味がある」に対して、肯定的に回答した生徒の割合はいずれもOECD平均より低かった。また、数学を得意だと感じている生徒の割合が低く、数学の問題や宿題を解くときや数学の成績に対して不安を感じている生徒の割合が高かった。数学を勉強する際、わが国では、「できるだけ暗記しよう」とする生徒の割合は極めて低く、また、「学んだ数学を日常生活にどう応用できるか」を考えたり、「数学と他の科目で習った事柄を関連付けよう」としたりする生徒の割合も低かった。
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