面接は自己PRの場

2011-09-19

居並ぶ面接官を前にすると、蛇ににらまれた蛙のように萎縮して、下を向いて、からだをまるめてしまう人がいる。見ていて気の毒なくらいで「あなたのいいところを述べてください」とチャンスを与えても「おとなしいほうです」とひとこと言ってうつむくきり。こうした人のなかには、面接官に対するひとつの潜在的なコンプレックスがあるようだ。何か、どう答えてもすべてを見すかされるような不安、といったものだが、実は、これは杞憂だ。「黙って座ればピタリと当たる」というのは易者で、面接官はもっと人間的。私も二十数年で二万人を超える人物の面接をしてきて、よく「パッとその人を見たら、どういう人かおわかりになるでしょう」と聞かれるが、実際はそんなものではない。見ただけでわかるはずもなく、応募者と話をすることで初めてその人物像を形づくれるわけだ。したがって、応募者が面接の場で萎縮する要因はどこにもない。面接は自己PRの場。自分という商品を、面接官にいかに高く買ってもらうかが面接突破の鍵となるのだから、ここでは、みずからセールスマンとなり、自分の人間性や能力を最大限に売り込むことに力を尽くしてもらえばいいわけだ。

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