子宮筋腫ができた場所によって、あるいは、周囲を圧迫するほどに大きくなった場合には問題が出てきます。ふだんは骨盤内にあって下腹部をさわってもふれないのですが、大きくなると手にふれるようになります。子宮筋腫があることによって、月経痛が強くなる場合もあります。この場合も、器質的な原因による月経痛、月経困雌症にあてはまります。たとえば、普通、月経直前になると、ホルモンの隔きによって子宮は妊娠初期のようにちょっと大きくなりますが、大きな筋腫があればさらに子宮全体が大きくなってしまい、周囲の組織を圧迫したりして、腰痛などが起こるかもしれません。筋腫が月経血の通る道を防ぐような位置にできたら、やはり痛みが強くなるでしょう。20才代になって月経痛が軽くなってよかったと思っていたのに、30才を過ぎてから、思春期のころに経験したような強い月経痛がまた始まるようになったため、病院を訪れたら子宮筋腫が発見された、というケースもあるのです。