「本人が亡くなる」というケースについては、あまり心配いりません。マンションを買う人は基本的に「団体信用生命保険」に加入しますので、死亡や高度障害の場合は、この保険でローンの残りを返済できるからです。問題は第二のリスクのほうです。病気やケガで長期の入院などになると、医療費がかかるだけでなく、その期間働けなくなります。サラリーマンなら、健康保険の「傷害手当金」もあるので、ある程度の収入は補えますが、自営業などの場合は収入が一気に減ってしまう可能性があります。加えて、サラリーマンのリストラや、自営業の業績悪化など、収入が減る危険性はいろいろ考えられます。すぐに再就職や業績回復となればいいのですが、そうでなければ、住宅ローンの返済が難しくなることも考えられるでしょう。また、貯金に余裕があれば、それを繰り上げ返済に回す対応策があります。この場合は、よく使われる「期間短縮型」ではなく、「返済額軽減型」の繰り上げ返済をします。毎月の返済額を、減ってしまった収入でも返せる額まで減額できれば、なんとか乗りきることができるでしょう。でも、この手はあくまで貯金に余裕がある場合しか使えません。マイホーム購入後も、日ごろから余裕資金を貯めておくことが必要になります。