川上である素材メーカーと結びつく

2011-01-17

92年7月、415億円を投じた中堅婦人服アパレル、イタリヤードの新社屋が、京都・御池通りに面した一角に完成した。全国に百店近くあるフランチャイズ店と本社、物流拠点をオンラインで結んだ。「商品が店頭へ自動的に追加されるセブン・イレブン方式を構築したい」と、社長は意気盛んだ。情報化の波は中堅メーカーにも広がり始めている。これからは、こうした体制作りはアパレルメーカーだけで完結するのではく、川上である素材メーカーと結びつくことも可能になっている。東レは三年前に「繊維情報システム」を導入し、産地とのネットワーク作りを進めている。商社を通じて受注したアパレル素材を同社のコンピューターに入力すると、北陸産地の染織業者などへ自動的に発注される。