70年代後半頃、アメリカでよく聞かれたエピソードにこんなのがある。アメリカ人は、あちこちでパーティを開くことが多いが、話が米国車の品質の悪さと故障の多さ、そして修理サービスの悪さに及ぶと、われもわれもと人だかりができて自分の経験を話題にすることが多い。その逆に日本車を買った人は、燃費のよさもさることながら、故障の少ないことを賞賛することが多くなったという。アメリカの消費者団体が実施している、500万人以上の読者をもつコンシサーマーレポートには、いろいろなテストをやって車の品質にランクをつける欄があるが、当時から、日本車がいつも上位にランクづけられていた。
[参考サイト]
ワゴンR RR中古車/スズキ ワゴンR RRの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/SUZUKI__WAGON_R_RR/index.html
ゼスト中古車/ホンダ ゼストの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/HONDA__ZEST/index.html
ブルーバードシルフィ中古車/日産 ブルーバードシルフィの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/NISSAN__BLUEBIRD_SYLPHY/index.html
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この他にも、車の初期品質についての消費者調査で有名なJ・D・パワー社の公表するランキングでも、すでに日本車の評価は高かった。これは何よりも、米国車の品質管理に問題があり、品質の検査や品質を生み出す工場の生産システム、労使関係に問題があるためで、これについては次の章で詳しく述べることにする。いずれにせよ、80年初頭のデトロイト不況でクライスラーは実質倒産、フォードは大赤字、GMだけがかろうじて黒字を出すが、大幅な利益減退となった。これは消費者が、大型車中心の米国車を見放し、日本車を中心とする小型車が急激に脚光を浴びたためである。その結果、米国車がさっぱり売れず、工場の閉鎖やレイオフが相次ぎ、日本車だけが快進撃を続けるという、いわゆる日米逆転が起こったのである。