日本のアパレル、小売企業のアジアへの進出にともなって、グローバルな物流態勢の構築も課題となっている。とくに、焦点となっているのは日中一貫輸送サービスや中国国内での物流網作り。中国内販へ向けた物流網作りには、なかでも大手商社が積極的で、物流会社の設立、倉庫配送センターの建設から検品・検針などの流通加工、トラックの輸送体制の整備、代金回収のしくみ作りを進めている。最近の物流業界の動きも活発だ。物流システム機器業界の市場規模(出荷ペース)は、94年が2633億円、95年が2906億円。85年は1283億円だったが、80年代後半に急成長し、将来は5000億円産業に迫るものと期待されている。ファッション企業が今後、物流システムを導入するには導入側としての見識を持ち、QR、システム、交通、運送、求人を総合的に検討することが大切である。