帰る時は大体9時過ぎになったりするから、21階でエレベーターが来るのを待っている時に、東京タワーがライトアップされて、そしてきれいな夜景と一体になっている。それを見るとまた頑張ろうという気になる。中には、写真をとるヤツもいる。これも「目で見えるものから引き出される、やる気」だ。講師にしてみれば、いい環境で働くことは仕事へのモチベーションにつながるし、生徒にしてみても、もちろんそれは勉強への「やる気」につながる。だからこそ、俺はわざわざこんな家賃の高い所で塾を開いている。成功そのもののような環境で勉強したほうが、自分が勉強をしている意味を感じやすいはずだ。もっとわかりやすく言えば、予備校の講師は東大や国立の医学部生とか早稲田・慶応なんかの学生ばかりだ。生徒にしてみれば、自分の先生が「目標」そのものだってことは大きな励みにもなるし、具体的な「やる気」になっていくだろう。「百聞は一見に如かず」ではないが、自分の目で見て、やる気をパワーアップしていくのも一つの大きな励みになるはずだ。