娘しか持たない父親もまた、なぜか娘を疑似息子に仕立てて受験校でビシバシ鍛えたがる傾向があるが、それは例外として、多くの父親の「お嬢さま学校願望」は母親よりも根強い。「かわいく素直なお嬢さんがたくさん通う学校」は父親の憧れなのだ。だから娘を私立小学校に入れることに熱心な父親は、娘がかわいい制服を着て通学し、清純に育って欲しいからこそ一生懸命になる。抜きんでた学力を持ち、一芸に秀でてもらいたいなどと高望みをしない。息子を私立小学校に入れる父親が、自分と同程度の学歴を求めているか、もしくは自分の学歴コンプレックスを覆してくれることを願っているのと対照的だと言ったら、言い過ぎだろうか。さて、その中で一人、かなり本音に近いところまでを語ってくれた父親がいた。「子どもたちに悪影響が出たら困るので、学校名や会社名をふせてくれるのならば話す」と厳命されたので、一部固有名詞は割愛する。
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